先日、いつもブルーマリンをご利用いただいているお客様からお電話がありました📞
「エンジンの冷却水温警告アラームが鳴りっぱなしになってしまう」とのこと。
5月に船底塗装を3回重ねて仕上げたばかりだったので、私としても「それはおかしいな…」と気になり、すぐに対応に伺いました。
さっそく船の下に潜ってみると、驚きの光景が…😳
なんと、冷却水の取り入れ口にフジツボや藻がビッシリと付着していたのです。
船底塗装していても油断できない!水温25度超えがもたらす影響
今回の船底塗装では、高性能な防汚塗料を使い、念入りに3回塗り重ねていたため、「これでしばらくは安心」と思っていました。
しかし、最近の相模湾の水温はなんと25度を超える日も多く、フジツボや藻などの付着スピードが想像以上に早まっているようです。
高水温になると、海中の生物が一気に成長し、冷却水の取り入れ口を塞ぐリスクが大幅に上がります。
これではエンジンの冷却がうまくいかず、最悪の場合オーバーヒートやエンジントラブルに繋がることも。
フジツボの急成長と地球温暖化の関係
今回のような現象は、まさに地球温暖化による海水温上昇の影響を強く感じさせるものでした。
先日テレビで見た大学教授のコメントが印象的で、
「温暖化の影響ではないと言う人もいるが、これは間違いなく温暖化による影響だ」と断言していました。
年々、船底の汚れのスピードが早くなり、定期的な船底掃除の重要性が増していると実感しています。
まとめ:冷却水警告が鳴ったらすぐ点検を!
今回のケースのように、船底塗装をしていても、冷却水の取り入れ口がふさがれることがあります。
特に夏場は、フジツボや藻の繁殖スピードが加速するため、エンジンの冷却効率が落ちやすく注意が必要です。
「冷却水警告が鳴る」「エンジンの調子が悪い」「航行中に異音がする」などのサインが出たら、まずはプロによる点検と船底チェックをおすすめします。